記事の数が800ページ(2015.12.25現在)を越えて,とても充実してきました.2014年8月にスタートしていますので,16ヶ月,500日足らずの期間です.単純にひと月あたりにしてみると,ちょうど50ページ/月です.一日あたり1.6ページ/日の記事が生まれてきたことになります.
記事の数が増えてくると,迷子記事つまりどこにも繋がっていないので,2度と読まれることのないステキな記事がどこかに埋もれていないのか心配になります.あるいは,記事をはじめて書くライターの立場からすると,室蘭localwiki全体のなかで,自分の記事をどこに繋げたらいいのか迷うこともあるかもしれません.
3つ方針
があるといいのではないでしょうか.
- ハブ記事から必ず繋がるように,オフィシャルタグを決めて,各記事にはそのオフィシャルタグを1つ以上つける.
- 各記事の最下部には,ハブ記事にもどるためのリンクと,FrontPageにもどるためのリンクをつける.
- 各ページ(記事)はハブ記事なのか,内容を読ませたい記事なのか意識する.ハブ記事にはタグ集を埋め込む.
上記3つの方針を守りながら記事を書いていけば,FrontPageからあまり多くない階層のなかに,すべての記事が自動的に木構造をつくることが可能だとおもいます.また,2番目の方針を行なっていれば,直近のハブ記事または,FrontPageに戻れるので,リンクの双方向性がある程度確保できます.
自由なタグ付とリンク
上記3つの方針からはずれたタグ付やリンクはしてはいけないということはありません.むしろ,新たなタグをつくったり外部へのリンクを増やしたりすることで,複数のルートで記事にたどり着くことができるようになったり,記事と記事の横のつながりも増えれば増えるほど,各記事のも持つ価値も,localwiki自体の価値も高まると思われます.まさにWEBです.
ただし,上記3方針を守りながら記事を追加していけば,最低限の木構造をもったリンクが自然に出来ていくので,迷子記事(リンク切れ)や,行き止まり記事(双方向性がない)がなくなるということです.
誰かが,全体を編集すればいいのでは?
ないかという疑問もわきます.記事の数が比較的少ない時点ではそのほうが効率的で,またそれが可能かもしれません.しかし,800ページを越え,さらにこれから持続的に記事の数も内容も充実してくることを考えると,ひとりあるいは少数の編集者に依存したリージョンの全体編集は,あまり現実味がないのではないでしょうか.
また,その編集者の間違いや志向性に依存することにもなります.新しく参加するライターや編集者からすると,ある程度方針がある方が参加しやすいということもあるのではないでしょうか.
2クリックですべての記事に
たどり着ける木構造はこんなイメージです.
Front Pageを◯で,ハブ記事を楕円で,そして記事を□で表しました.記事にオフィシャルタグを付けて,ハブ記事にタグ集を埋め込むと,赤い矢印の流れができます.記事の中にハブ記事へのリンクをつけると青い矢印の流れができます.
上記3つの方針を実行すると,このような木構造が自然発生して,迷子記事がなくなると思われます.
複数のルートをつくる
記事に複数のオフィシャルタグをつけると,複数のルートが発生します.
複数のルートを緑の矢印で示しました.赤い色で表した記事には,それぞれ2つのルートをたどってたどり着くことができます.
ハブ記事同士をつなぐと
2クリック以上の流れと同時に複数ルートが発生します.
リンクあるいはタグで繋がれたハブ記事を赤い色で示しました.
記事にタグ集を埋め込むと
記事がハブ記事になって,その下にさらに記事(枝)をつなげることができます.
途中2つのハブ記事を経由して記事に到達しています.つまり3クリックで記事に到達する新しいルートができます.
各記事に,リンクやタグ集をつけると
相互リンクされたネットワークになります.
関連する記事は簡単にリンクやタグで繋げることができるのがハイパーテキスト(HTML)です.localwikiはそれをより簡単に直感的に可能にしたものと言うことも出来るでしょう.もともとインターネット上のドキュメントにはリンク方針などなく,自律分散的に成長してきました.それが強みでもあるのですが,ユーザーからみると迷子になりそうな印象も受けます.
そこでgoogleなどの検索サイトが勃興してきたのは,ご存知の通りです.localwikiにも検索機能がついているので,その意味では木構造など構築しなくてもすべての記事にたどり着くことはできます.
しかし,図2の様にリンクが整理されていれば,記事にたどり着きやすいのも事実です.また,検索にたよると検索エンジンのアルゴリズムに支配されるという側面も生まれてきます.
リンクは図2の様に整理されていなければならないというわけではありません.実際は,図2〜図6までのような構造がすべて重なりあって共存しています.それでも図2の木構造が存在していれば,検索で下位に表示される記事にも容易にアクセスできることは事実です.
ここに挙げた3つの方針は,それが自動的に生成されることを期待する目安と考えていただければ幸いです.
参考URL
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