2016イタンキトレイル草刈り について知っていることをぜひ教えてください
イタンキ浜からトッカリショ近くまでの断崖の上には、トレイル(踏み分け路)があります。
身長ほどのみやこ笹と格闘
2016.8.14 日曜日AM7:00
草刈り当日の午前中は霧雨がすこしありましたが,おかげで暑さがしのぎやすく,最後までトレイルを通れるようにできました.
写真撮影:倉地さんお盆休みの真っ最中です.そんなに人は集まらないことは想像していたので,ひとりでも,できるところまで刈っておこうという心づもりでしたが,蓋をあけてみると,4名も集まっていただき,予想の4倍の参加者数でした(笑).
笹のびたなーエニ山(アンテナ山)から大沢に向かう辺りの,いちばん笹の繁茂がひどい辺りはこんな状態でした. 昨年はこのあたりを刈り払い機で整えました.そのおかげか,太い笹などは生えておらず,なんとかなりました.それにしても,身長ほどに伸びた植物も多く,この辺りをクリアするのに,全体の半分ぐらい,3時間ぐらいを要してしまいました.
先頭の人が腰より上の部分を主に刈り,2番めの人が足元の近くを主に刈ります.3番目の人が刈り残しなどを整える作戦で進行しました.
今回使ったのは,刈り込ハサミです.
途中でみつけたシュムシュノコギリソウの花.この花の色はピンクから白に変化するそうです.この写真でも中央付近は後から咲いた花のようで,ピンク色がかかっていますが,周辺の花は白い色をしています.
千島列島から北海道北部に分布する植物だそうですが,イタンキ近辺は年間を通じてそれほど気温が上がらないことから,北海道南部ではありますが,生えているのかもしれませんね.
(2016. 8. 17 Yasushi Honda)
自分の後ろに道ができるのは爽快
AM8:40 遅れながらもスタート
諸事情(・・・寝坊)により 遅れること1時時間40分。草刈バスターズはエニ山側から刈はじめ、かなり深い場所に挑んでいるとの情報が。
今からそこに出向いても 猫の手程の役にも立たない・・・ではイタンキ側のスタート地点であるユースホステルの丘の下から刈っていこうと丘を下りました。
7月は長雨でなかなか行くことができず、8月初めにトレイルを訪れたとき、道を覆うように被さっているみやこ笹に驚きました。
2016.5.18 まだ笹の緑はわずか
2016.6.6 少しずつ緑に彩られていく
2016.8.14 そして草刈の朝のミヤコ笹
意を決して刈り始めましたが、中腰でハサミを入れ、刈った笹を集め道を片付ける・・・という作業はなかなかの労力が入り、すぐに腰が痛くなり息が上がります。
それでも、後ろを振り返れば道ができでいる・・・立ち上がれば美しい風景が癒してくれます。
ほんのわずかのお手伝いしかできませんでしたが、少しばかり広めに刈りました。
また来年、トレイルをたくさんの草花が縁取ってくれますようにと願いながら・・・
(撮影・文 中村麻貴)
若い力にホッとした
朝7時ちょっと過ぎに(場所をまちがったのは内緒です)集合場所に到着すると本田さん1人
もしかしたら二人か…(心の声)
覚悟を決め秘密兵器を借り隊長の後についてまずはエニ山へ(実はエニ山へは初登頂の私…)
山頂の標識を確認していざ藪の中へ(隊長のついていきます)
鬱蒼と茂った笹薮に突入してバッサバッサと手持ちの秘密兵器(刈り込みバサミ)で切り倒していく隊長の後の3m後方から刈り残しや長さの調整を考えながら刈り込んでいきます。
顔の高さにかかる草や切り口、倒れ込んだ時に硬い切り口が危なくないようにとか自分で走っている時に感じるようなことを思いながら…
さらにジャングルのような茂みへ突入!気がつくと霧雨が雨粒へと変わりましたが伸びた草木が雨を遮ってくれていました。
足元の確保と顔にかかる部分を除去…まるで緑のトンネルを作っているみたい!
そう思っていても隊長はどんどん前へ前へ!
2人で会話も楽しく弾みながら進むので時間も疲労も忘れ私も前へ前へ!
ジャングルを抜けトレイルが海側と山側へ別れていましたが景色の良い海側ルートを選択して進み、その頃は雨もあがっていました。
そんな時に笑顔が光る好青年…室蘭工大の学生が追いかけて駆けつけてくれ「遅れました!私もやります!!」若い力がなんかホッとしました
時々腰を伸ばさないと・・・
そこからは3人体制の草刈り隊となって前進速度もあがってきましたが、刈り込む笹の背丈が低いので腰をかがめる角度も深く、下り坂をバランスをとりながら大きくかがむので苦労していると、隊長から「後ろ向きで進むと少し楽ですよ」とのアドバイス!、さすが草刈り慣れしていると感心しました。
途中作戦を変更して先頭が右側、2番手が左側、最後方が刈り残し調整…
この作戦もなかなかだと思います!気分転換にもなるので3人体制では作戦を変えながら進むのも楽しい
マンチェスターの丘を登って一休み…
この時草刈りを始めてすでに5時間半近くで1.5リットルの水筒は空になりました…
潮見公園では仲間が待っている…さぁあともう少し
(撮影・文 Takashi)
「おかげさまで歩くことができます」
「草刈りの手伝いはできないけれど、冷たいものでも用意して潮見公園で待っているよ」
ユースの丘で合流した4人で ”カフェ・倉地” がある潮見公園へと丘を上がりました。
テーブルや椅子が用意されていて、そこに上品に腰を下ろしているご年配の先客の方が・・・
「ご近所の方で、いつもトレイルを散歩されているそうです」とカフェのオーナー、倉地さんからご紹介があり草刈バスターズも挨拶させて頂くと
「いつも歩きながら、誰が草を刈ってこの道を手入れしてくれているのだろう・・と思っていたのです。
今日ここで、皆さんが草刈りをしてくださっていることを伺って、是非お礼が言いたく待たせていただいておりました。
本当にありがとうございます。おかげさまで歩くことができます」
私たちは、たった数回草を刈っただけなので、お礼を言われるなど気恥ずかしく・・・
ウォーキングステッキを手に深々と頭を下げられて立ち去る姿に「こちらこそありがとうございます」という思いで見送らせて頂きました。
手鎌で20年以上にわたってトレイルの手入れをされている大石さん、そのほかにもトレイルの草刈りをしてくださっている多数の方に改めて感謝と尊敬の気持ちが湧き上がってきます。
守りたい場所。守るべき場所。
(文・中村麻貴)
ーーー 草刈りの計画 ーーー
踏み分け路なので、通る人がおおければ草や笹に覆われてしまうことも無いのですが、もちろん今はこのトレイルを通る人はほとんどいません。なので、放っておくと毎年路が消えそうになってしまうようです。
2015年は室蘭localwikiメンバーで少し草刈りをさせていただきました。
今年(2016)も草刈りをしたいですね。ご褒美は写真の様な可憐な花と、絶景です。
写真はトレイル沿いに咲いていた、エゾカワラナデシコです。
予定
日時:2016 8/14 (日)7:00AM
集合場所:御前水アンテナ下空き地(駐車場)。母恋富士の向かい当たりです。
道具:鎌、刈り込みハサミなど。
服装:長袖、長ズボン、軍手、帽子、タオル
この他:水分補給、お菓子など
2016.7.16日のトレイル。
毒蛾の影響で歩く人も少ないのでしょうか・・・かなり草が覆いかぶさってきていました。
野花と、絶景を楽しみながらの草刈り。他では味わえない贅沢ですね!!