「本当になんも無いっすね。 神社ではお祭りもやってましたね。子どもが御神輿担いだりして。 この神社には必ず初詣に行って家族の安全とメロンできますようにってお参りしてました。しかし、なんもねえっすね」。
かつて貞山堀と閖上浜に挟まれたこの地、北釜の砂丘でメロンを作っていた人々がいました。メロンは名取の名産として愛されていました。下増田神社は地域の人によって身近な神様として、愛され、祀られていたいた様子がわかります。津波のあと、全てが流され、瓦礫と引かない津波の海原のなか、無傷の社が残っていました。ほんの数メートルの盛土。数段の石段。この社を建立した人々が、神様を水害に合わせまいとした気持ちを感じます。津波の想定はされていなかったとしても、大雨の度に増田川と広浦が氾濫した記録は残っています。田畑が冠水しても神社はそうならないようにと。子ども神輿のお世話は町内会の役員がしていて、神社の隣の集会場を使って、地域の人があつまってお祭りをしていたそうです。
下増田神社の思い出、下増田神社の歴史、写真など、ご追記下さい。
神社に伝わる棟札から延亨元年以前に造られたもので、元神明宮と称し明治5年に下増田村社に列格されました。明治40年に雷神社と熊野神社を合祀し、明治42年5月に下増田神社に改称しました。
例祭は4月5日で、秋祭りは11月25日です。
下増田字屋敷64
問合せ先 0223-24-5684〈宮司 佐藤敏男〉
名取市観光物産協会のサイト
名取市観光物産協会によると、上余田地区で栽培を続けている農家があるそうです。
「クー ルボジヤ」は、昭和50年頃から名取市と岩沼市の砂丘地帯で栽培されているノーネットメロンで、芳醇な香りと食感が魅力です。仙台平野特有の寒暖の差をい かして糖度13度以上に高めた「幻のメロン」と言われています。現在、東日本大震災により壊滅的被害を受けた名取市北釜地区から上余田地区に移って栽培し てます。(特産品)