テーブルマウンテンの地質 について知っていることをぜひ教えてください

 橋本さんに教えていただいた鉱山町の林道を歩いてテーブルマウンテンの上部に近づく標高200m前後になると安山岩質の火砕流、もしくは熔岩などが林道に露出する。これは2つの林道で確認した。なぜ私がテーブルマウンテンと名付けたかというと、地形的に周りから突き出た高まりでかつ、頂上が平であるからだ。この近辺にはテーブルマウンテンはほかにもあるが、同じような成因でここに残されたのだろう。

 テーブルマウンテンの下部は第3紀層だとおもわれるが上部は明らかに新しい火砕岩だ。この場所は4万年前には周りからかなり突き出て目立つ山を作っていたと思われる。そこを標高200m近くまでクッタラの火砕流が埋め尽くしたと思うのだが、この地域を地熱開発のために調査したNEDOや出光地熱開発の地質図ではテーブルマウンテンの更に上部には崖錐もしくは段丘堆積物があるというのだ。どちらにしてもこれ以上高い地域から運ばれないとここに残らないはずだ。この自然史が解明できると更に面白い物語が明らかになるかもしれない。