ヒカゲノカズラ について知っていることをぜひ教えてください

 化物山の山頂はまだ雪が1mも積もっているのに、山頂の一部は雪解けが早い。黒っぽい岩が突き出ているので、周りよりも雪解けが早いようだ。雪解けの地面から写真のような植物がたくさん顔を出している。この植物の名前がわからないので登別編集会議に投稿してみると杉山さん、堀江さんがすぐに反応してくれた。日陰には生えていないがヒカゲノカズラだそうだ。沖縄以外の日本各地に分布しているのだそうだ。またオオカミ頭痛の手当に頭に巻いたそうだ。詳しくは堀江さんに教えていただいたアイヌと自然デジタル図鑑によると

植物編 §419 ヒカゲノカズラ エゾヒカゲノカズラ Lycopodium clavatum L./ Lycopodium clavatum L.var.robustus Nakai

(1)horokew-kina ホロケウ・キナ [オオカミ・草] 茎葉 ⦅真岡白浦

(2)tunahkay-kina トゥナハカイ・キナ [トナカイ・草] 茎葉 ⦅落帆
(参考)頭痛の一種(後頭部から被さってくるような痛み)に「ホロケウ・サパアラカ」horokew-sapaaraka[オオカミ・頭痛]と称するものがあり、それの手当法としてこの植物の茎葉で患者に鉢巻きさせ、またそれを束ねて枕にさせた(真岡)。病魔除けに寝所の頭上に吊るしたり、胞子を傷口に散布したりした(白浦)。 

ということで不思議な能力を持った植物のようですね。

令和2年5月3日化物山山頂にて