マリンパークの地下から出てきた埋もれ木 

 平成元年にマリンパークの建設工事が開始されましたが、

私(荒川昌伸)もそこの一部の工事に入っていました。

そのときにちょうどアシカ館予定地の地下からタモの埋もれ木が1本そっくりそのまま発掘されました。

埋もれ木の発掘当日の現場にいた私はそのうわさを聞きつけ

木工が趣味の父(荒川哲二)にそれとなく伝えると、父は一目散に現場にはせ参じ

マリンパークの工事をやられている清水建設さんの現場監督に

「欲しいからくれないか」とお願いして、その日のうちに自分でユニックに積み込んで回収してきました。

その後、この木は父がたんすか何かを作ろうと思い製材所で板材にして

荒川設備の倉庫の地下に23年ほど眠っていましたが

私が平成27年に板材や根のブロックの欲しいという希望者にすべてさしあげてしまいました。

 掘り上げた箇所は確か地上から4mほどと記憶していますが定かではありません。

地質調査も行いたかったのですが、荒川昌伸に

時間の余裕も無く、写真を撮るくらいが関の山で現在に至りました。

 

 埋もれ木は長さが6mくらい

 このように根もしっかり付いていた

 当時の工事現場の様子

埋もれ木には青色の粘土が付着していて、海か湖沼の中に何かの原因で流れ着いて

埋め込まれたものとも考えられます。ほかに色々なことが考えられますが

①静かな湖沼に大雨のときに流れ着いたというケース

②もしかして津波により流れ着いたと言うケースなどいくらでも想像できますが

裏付けるための調査が必要ですね。

マリンパークさん、もし当時のボーリングデータがありましたら見せていただけないでしょうか?

また、埋もれ木の破片が知人宅にまだあるのでC14年代測定で埋もれ木の年齢をだしたら

このあたりのイメージが浮き出てくるかもしれません。

C14年代測定はお金がかかることと、

地質調査をしていないので地史的な分析ができないことから

あきらめていましたが、ためしにやってみるかな?

このような資料もlocal Wikiをはじめてから「こんなことがあったな、そうだ記録しよう」

と私の資料の中に光が差し込みました。

平成1年7月1日採集とメモにありました。今メモから見るとならの木の全長は6mほどでした。