Add new "湯元ほくよう"

 

登別駅前の男前

登別に友達ができた。彼は、この土地で暮らすことにこだわっていろんな仕事に挑戦したという。突然、登別で仕事ができたので、訪ねて宿探しを委ねた。駅に地元の男前が迎えに来たのは「湯元ほくよう」というホテル?旅館?

「温泉取れました。4800円で朝食付きです。ゆっくり休んで下さいと」

車で連れられてやってきたのは、虎杖浜駅の近く。登別の温泉ではなく白老の海岸だ。

 

 

「お湯もいいし、朝飯が最高なんですよ」

フロントには親戚のおじさんか?って感じの優しい喋り方の兄さん。消費税、入湯税、暖房費、シングル割り増しで6160円。風呂に入ると、熱め、普通、温め。43度、41度、40度の三つの湯船。温めからゆっくりなんだけど、最後はやっぱり熱めの源泉の豪快な滝の下に浸かる。暑いけど温泉の力でなんだかしみる。地元の兄さん。スキンヘッドで、怖いかと思ったら「お湯飲めるよ。熱かったらそっちの水風呂と交互に入るといいよ。体に悪いかもしれんけど」とか、なんだか優しい。タオルも持たないで行ったり来たり。登別温泉のさぎり湯とここの両方が好きなんだそうだ。

「さぎり湯はね。安くていい。お湯も一番だと思う。あそこがお湯配ってんだよ。ここはね、つるつる。痒みとかとれる。明日は休みだから朝から登別さ」。

使い分けるというか交互というか。最高の暮らし。湯元ほくようのお湯は海辺なのに塩っぱくない。倶多楽湖の甘い地下水だ。朝風呂して朝寝しよっと。

 

 

翌朝はまあ、寒い風の中

クッタラ湖の外輪山の紅葉を見ながら露天風呂。これもいい。ペットボトルの牛乳あっためながら飲んでる兄さんが話しかけてくれた。毎朝のように来るのだそうだ。風が強いから今日は船を出せないなあって釣り付きの船持ちの兄さんは一方的に釣りの話を教えてくれた。

さて、朝飯。これがうまいのなんのって。