クマゲラのレストランはどういう木? について知っていることをぜひ教えてください

 鉱山町の里山の硬雪の季節はもうすぐ終わりですが、昨年まで2度にわたってクマゲラが訪れた木に近づくことができた。胸高直径50cmほどのカラマツだ。このカラマツは根ぐされをしており更に立ち枯れている大きな木だ。枯れてしまっても森の中では大きな役割がある。近年まで森づくりでは立ち枯れした木は切り倒し、森の中をできるだけ人間の見た目できれいにするのが定石だったがこのごろは生き物のために立ち枯れしたまま残すという思想がひろがってきたのはうれしい。これも一部の意識の高い林業家のみなのではあるが、徐々に広がっていけばあたりまえの対応になるかも知れない。

 この木は私が子供たちにクマゲラのレストランと名づけただけあって、かなりの虫食いだ。そしてキツツキのつついた跡が余すところなく無数にあるのには驚いた。樹皮に生息する虫や芯材の中まで入り込む虫など色々な虫がいるようだ。まだしばらくクマゲラのレストランであってほしい。それにしても今年はt食べにこないのかな~。