佐藤逸夫さんに聞く について知っていることをぜひ教えてください

 佐藤逸夫さんは登別市郷土資料館の館長をされていた方で、平成5年ごろから平成9年ごろにかけて資料館にこられるボランテイアさんたちと「幌別鉱山 春秋探索会」という会を結成し、仲間たちと幌別鉱山地区の歴史や自然を調査していたという。平成9年にはその調査報告書が作られ冊子にして配布する予定だったのだが諸般の事情ができて日の目を見ず現在に至っている。

 佐藤さんはかつて中学校で教鞭をとられていて私も鷲別中学校在学中にお世話になった方です。教職を退職後、登別郷土資料館館長や社会福祉協議会会長なども歴任され、今は若草町の自宅で悠々自適の生活をされています。

 私は佐藤さんが幌別鉱山町の歴史などを仲間たちと調査してまとめたことを聞いていたので、自宅に伺いそのことをお尋ねすると、2階から鉱山地区のたくさんの資料を探してきて見せてくれました。仲間達と何度も鉱山地区を訪れ、地元の千葉辰男さんなどの古老からの聞き取りや現地の調査を行い仕上げた労作が「幌別鉱山 歴史と自然に触れて」と題した原稿でした。佐藤さんはこの原稿を印刷して地域のために残したいとの強い思いがありましたが、大きな壁にぶつかりその後あきらめていたようです。私は思わず「何とか日の目を見れるように御協力します」と伝えていました。少し時間はかかるかもしれませんが冊子にする可能性を模索してみたいと思います。

 佐藤さんはこのほか町内会活動をされているときに里山の荒地を町内会のメンバーで整備し、文学の道という散歩道とパークゴルフ場も作り上げた立役者でした。この辺のお話も次回は伺ってlocal wikiの記録にしっかりと残して生きたいと思います。