初めて見たモモンガ について知っていることをぜひ教えてください

 自宅の周りで遊んでいた子供たちが「リスがいた」としゃべっていたのが耳に入ってきた。どうせリスはすばしっこいから、今はいないだろうとたかをくくっていたら、またリスが目の前にいたとの声が聞こえた。子供に質問した「リスはまだいるの?」というと「いる」と答える。なぜだろうと思いながらカメラを引っ張り出してリスのいる場所へ連れていっえもらったが。「あそこにいる」と木の上を指さしたが、見えない。リスの姿が。「どこにいる?」と質問してみた。「いるよあそこに」と言われてその方向を見上げてもいない。「どこにいるか近くに来てゆびさして」といつて教えてもらうとカメレオンのように保護色で木にへばりついている動物がいた。写真を写したが老眼なので詳しくはわからず、双眼鏡をとってきてじっと見てみると。「なに~これはモモンガでないのか?」と叫んでしまった。すると娘は双眼鏡をとってその動物を観察したところ「かわいい~」と大声を上げた。モモンガの木の下でこのような大声の会話をしてもモモンガ君は一向に動かず、微動だにもしない。寝ているのかと双眼鏡でもう一度観察すると、大きな目をばっちりあけて、なにか物思いにふけつている様子。1時間経過しても2時間経過しても同じ場所を動かなかった。「モモンガなどほとんどの動物は夜行性だから夜になったら飛び立っていくぞ」と子供たちに伝えた。翌日の朝いちばんにモモンガのいた木を観察したところやはりやつは飛んでいったらしい。

 私も子供たちもモモンガは見たことがない。鉱山町にはかなり住んでいると聞くが、夜出なければ見ることができないと思っていたので身近にいても気づかなかったかもしれない。住んでいる場所がわかれば、夜の活動を観察してみたい。懐中電灯に赤いセロハンみたいな透明のものをつけて光を照らすと逃げない習性をもっているらしい。それを確かめてみたい。

 令和2年4月19日(日)旧馬小屋裏の木で健人が発見