登別漁港から見る駒ケ岳 について知っていることをぜひ教えてください

 登別市内平野や海岸付近から函館方面にある駒ケ岳は以外と近くに感じられ、山並みも良く見える。その山体は1000mを越える山なのでそれなりに風格が感じられる。この山が17世紀(1640年だったか?)に噴火したときには山体崩壊を起こし、山の岩石が海になだれ込み大きな津波が発生した。この津波は有珠付近で8mと言われているが登別での記録は定かではなかった。

 近年、津波堆積物の研究が進み、登別市内でも津波堆積物が発見されている。場所は登別イオン敷地である。この津波堆積物の前後の火山灰の状況から駒ケ岳の津波による津波堆積物であることが報告されている。

 漁港から見る駒ケ岳はそんな過去の出来事を知らぬようなそぶりで聳えている。私たちはふるさとにいて火山の恩恵を受けていると同時に様々な火山の災害と隣り合わせであることを常々忘れてはならないと思う