登別漁港の地質イメージ について知っていることをぜひ教えてください

 現在、登別漁港で船着き場に屋根をかける工事が行われるらしい。現在はそのための護岸の補強工事が岩倉建設により行われている。工事のためにフンベ山のすそ野を縦断的に深く掘りこんだため地層が露出している。こんな工事をしているのを横目てみていて、確認したかったのだが工事関係者以外は現場立ち入り禁止なのであきらめていたところ、この現場エリアの市役所発注の水道管の移設工事をすることになったため、現場に行かなくてはならなくなり地層を確認する機会を得ることができた。確認といってもじっくり調べるのではなく、横目でちらっと見るくらいのわずかな確認なので、わからないことばかりが浮かんできて本格的な調査をしなければ解決できないこともわかってきた。それでも地層の成り立ちを予想し漫画みたいな絵をかいてみた。

 この現場では掘削を始めたころから異常なほど水が湧き出てきたという。私はフンベ山のような小さなやまからこんなにも水が湧き出るものだろうかと疑問に思っていたが、掘削面に打ち込んだ80㎝径長さ10mの鋼管パイプの周りに噴砂のようにわき出てくる地下水を観察できたので、鋼管パイプが被圧地下水層を突き抜けたため地下水が湧き出たのであろうと考えた。地層の重なりもこれらの条件を満たすには海面下に水をリザーブしたシルト層があるのだろうと考えた。この考えがどれくらい当てはまるか、工事事務所の方々に地質調査のボーリングデータを見せてもらえばわかるのではないかと思う、だからこの絵をもって見せてもらいに行こうと思っている。