陰の沢の古道を眺める について知っていることをぜひ教えてください

 かつてこのあたりにはおもに銅を採掘していた陰の沢鉱山があった。明治の時代にも採掘したらしいが、その後昭和12年に飯野某が鉱業権ををとり、その後昭和13年に東京の松本勝太郎が鉱業権を引き継いだ。昭和17年には従業員が50名ほどになったが敗戦で休山し、昭和25年から採掘を再開した。

 昭和30年代には陰の沢の崖の上にも人がすんでいて、子供たちは崖上から獣道のような細い道を歩いて降りて、幌別鉱山町までトロッコに乗せてもらい通学したそうだ。

 その後、昭和40年代に閉山してから人がいあくなり、崖を上り下りする道も使われなくなったのでいつしか忘れられたのだが。冬期間はこの道を見ることができる。1枚目の写真 の真ん中当たりにジグザグした道のあとが見えるだろうか?私には見える。これが見えたので7年ほど前に子供たち4~5人をつれて登ってみたことがある。鹿が上り下りしているらしく、きちんとした道が残っていた記憶がある。登りきると崖の上の台地は、3mもありそうな笹薮で一歩も動けなさそうな状態だった。この奥に開拓記念碑があることを後から知った。今度、記念碑を探してみたい。