古くから温泉や鉱山で栄え、独自の町民気風と文化を育ててきており、演劇は長い歴史を持っています。
そのような文化土壌が認められ、’93いわて国民文化祭の演劇祭会場が開催され、それを契機として平成5年(1993年)10月に西和賀町文化創造館です。

愛称は「銀河ホール」と名付けられました。

述べ床面積1,889㎡、客席数338席。観客席両側には50席分の桟敷が設けられています。椅子席の肘掛ははね上げるようになっており、客席数の増減を可能にします。

コンクリート床は木で覆い、暖かみを出しました。舞台の間口は移動可能なプロセニアムを操作することで、9.0mから12.6mまで自由に調整できます。

観客席の周囲には、調光室や音響調整室、シーリングスポット室など技術ギャラリーがむき出しのまま配置されています。これは舞台と観客席とが一体感を味わえるようにと考えられたものです。

舞台前面の壁には、びっしりと石が組み込まれています。これは町民めいめいが持ち寄ったものです。また、ホール正面の入り口に立ち並ぶ9本の柱は、廃屋となった町内の農家の柱をもらい受けて活用したものです。

1995年春には、附属の多目的ホール「Uホール」が完成しました。ここには稽古場や会議室となる二階と、展示室と談話室からなる一階とがあります。簡単な炊事も可能な厨房もついて長時間の稽古も可能です。

出典:西和賀町ホームページ http://www.town.nishiwaga.lg.jp/index.cfm/10,5911,25,49,html