円蔵院円蔵院(えんぞういん)、高田山満願寺は、高田にある東寺真言宗寺院。開山は円琳(正応元年・1288没)。本尊は大日如来。江戸時代には国府津宝金剛寺の末寺で、高田村の鎮守・若宮八幡社と村内の地蔵堂(本尊の地蔵菩薩像は恵心作で、高さ1尺6寸・約48.5cm)を管理していた。(1)

沿革

『風土記稿』によると、開山の円琳の没年は正応元年(1288年)のため(1)、創建はそれ以前と推測される。

円蔵院のウェブサイトには、創建が正応元年・1322年とあるが(2)、正応元年は円琳の没年と同じで、1322年は換算誤りかと思われるが、未詳。

本尊

『風土記稿』によると、本尊は大日如来で、その隣に弘法大師の像(円琳の作、高さ9寸1分・約27.6cm)が安置されていた。(1)

円蔵院のウェブサイトによると、2017年現在の本尊は「円満不動尊」で、脇仏として大日如来像と弘法大師像、位牌堂に地蔵菩薩が安置されている(2)

境内

聖天堂

円蔵院 聖天堂2022年現在、境内に、歓喜天恵比寿天大黒天を祀った聖天堂(三福神堂)がある(3)

年間行事

日時 行事
3月 お彼岸 春彼岸会
4月 第1日曜日 花まつり・三福神祭
5月 第2土曜日 大施餓鬼会
8月15日 おぼん万灯会
9月 お彼岸 秋彼岸会

資料:(2)

寺紋

円蔵院 本堂 主棟の寺紋(真言宗独鈷寺紋は真言宗独鈷(2019年調査)

リンク

参考資料・注記

  1. 『風土記稿』
  2. 円蔵院 ウェブサイト、トップページ最終更新日:2017年2月28日
  3. 円蔵院「聖天堂(三福神堂)」現地案内板、設置時期不明、2022年閲覧

Pages tagged “円蔵院”

Add new "円蔵院"