吉祥院 本堂吉祥院(きちじょういん)、妙音山観音寺は、沼代にある真言宗東寺派寺院。本尊は正観音(王行作)。開山は院尊で、応永32年(1425)の創建。中興は実雄(元和4年・1618没)。(1)

江戸時代には国府津宝金剛寺の末寺で、福泉寺と共に沼代の若一王子社の別当寺を務めていた。また沼代の弁天社、2つあった第六天社のうち1つと、若宮八幡社上町の阿弥陀堂(三尊阿弥陀を安置)を管理していた。(1)

本尊

本尊の正観音像は、像高1尺2寸(約36.4cm)で、王行の作とされていた(1)

境内

六地蔵

吉祥院 六地蔵境内に六地蔵があった。

土砂災害特別警戒区域

吉祥院の境内の一部を含む沼代12-4の区域(206-H26-26 沼代12-4)は、神奈川県の土砂災害特別警戒区域(急傾斜)に指定されている(2021年3月19日 告示第150号)。(3)

寺紋

寺紋は五三桐右三つ巴(2019年調査)

リンク

  • Wanderer821049 吉祥院 Tripadvisor 2019年6月9日

参考資料

  1. 『風土記稿』
  2. 2022年調査
  3. 神奈川県土砂災害情報ポータル 区域図