土手の観音(どてのかんのん)は、富水小学校の西、飯田岡橋の西岸、大雄山線・飯田岡駅の東側の狩川の土手の脇にある観音菩薩の御小祠(おこくら)(1)(2)。周囲には馬頭観音の石塔がいくつか建てられている(2)。
土手の観音講
推定大正期から昭和初期(1912-1934)頃、毎年8月28日の土手の観音講のときには、御小祠の前の広場に近隣住民が集まって宵から暁時まで御詠歌百番を唱え、狩川の東側の洲に土俵が作られて、若い男性が褌姿で深夜まで相撲をとった(1)。
参考資料
- 山口義雄(談)穂坂正夫(記)「若い日のこと」富水西北史談会 編『ききがたり 富水西北の歴史 第1巻』富水西北公民館、1984・昭和59、47-49頁
- 2022年調査