報身寺(ほうしんじ)(2)『風土記稿』「身報寺」、永劫山最勝院は、南町3丁目にある浄土宗の寺院。本尊は三尊阿弥陀。寛正4年(1463)の創建で、開山は天蓮社然誉蓮澄・法残(文明12年・1480没)。開基は不詳。江戸時代には芝・増上寺の末寺だった。(1)
沿革
何度か火災で焼損したことがある(3)。
仏像
絹本着色阿弥陀如来像(来迎仏、鎌倉期の作で、国の重要文化財(3)(4))と阿弥陀如来立像(鎌倉期の作)があった(3)。
境内
1970年当時、境内は282坪(約30.5m四方)、建物は本堂、庫裡60坪(約14m四方)があった(3)。
淡島社
境内に淡島社があった。ご神体は木造で、像高は1尺2寸(約36.4cm)、弘法大師の作とされていた。(1)
山王石祠
境内に山王石祠があった(1)。
寺紋
リンク
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マイナーズ銀次郎「海への散歩道【小田原市・南町】」YouTube、2022年1月19日
- 紋谷幹男「第1700回 報身寺(ほうしんじ)浄土宗/神奈川県小田原市南町」『お宮、お寺を散歩しよう』2015年8月7日
- マリコ・ポーロ「小田原攻め、北条氏照の本陣「報身寺」」『風なうらみそ~小田原北条見聞録』2014年12月8日
参考資料
- 『風土記稿』
- 2019年調査
- 全日本仏教会寺院名鑑刊行会『〈改定版〉全国寺院名鑑 北海道/東北・関東編』同左、1970年3月(初版1969年3月)、p.419
- 小田原市文化部文化財課「絵画・報身寺の阿弥陀如来像 1幅」市公式サイト、最終更新 2022年6月20日