山王神社(さんのうじんじゃ)は、浜町4丁目にある神社(1)。2021年1月1日現在、神社本庁傘下の被包括宗教法人(1)

沿革

風土記稿』のとき、山王原村(浜町)には、宗福寺持の山王社があり、村の鎮守とされていた(5)

縁起によると、天正18年(1590)の小田原合戦のとき、徳川家康が当社へ日参していたとのことだった(5)。その頃の社地は南方の松林の中にあったが、そこが高波で崩潰したため、慶長18年(1613)に『風土記稿』当時の社地に移ったとのことだった(5)

明治4年(1871)、神仏分離令により、別当寺(宗福寺)廃止(4)(5)

1873年(明治6)7月30日、足柄県により村社に指定された(3)

1915年(大正4)11月12日、神饌幣帛料供進神社に指定(3)

神体

『風土記稿』のとき、山王原村の鎮守の山王社の本社(9尺・約2.7m四方)には、神体として、庚申(山王大権現)ならびに阿弥陀如来釈迦如来および薬師如来の3体が安置されていた(4)(5)

明治4年(1871)の神仏分離令のとき、山王社の神体は、宗福寺の仮本堂に移された(4)(5)

その後、1975年(昭和50)に宗福寺境内の山王大権現社に移された(4)。その際、別社だった白山妙理大権現稲荷大明神も合祀された(4)

 

境内

社殿

『風土記稿』のとき、山王原村の鎮守の山王社には、幣殿(3間半・約6.4m四方)・拝殿(2間半・約4.5m四方)があった(5)

末社

『風土記稿』のとき、山王原村の鎮守の山王社の末社には、太神宮龍神稲荷の合社、疱瘡神弁天社および秋葉社があった(5)

鐘楼

『風土記稿』のとき、山王原村の鎮守の山王社の境内の鐘楼には、寛永12年(1635)の鐘が掛けられていた(5)

年中行事

『風土記稿』のとき、山王原村の鎮守の山王社の例祭は旧暦6月15日で、3年に1度神輿を出して、村内を巡行していた(5)

月日 祭礼名
2/11 祈年祭
5/5 例祭
6/30 大祓
11/23 新嘗祭
12/29 大祓

資料:神奈川県神社庁(2)

リンク

参考資料

  1. 神奈川県ホーム > 教育・文化・スポーツ > 文化・芸術 > 宗教法人 > 宗教法人について > 神奈川県知事所轄の宗教法人 > 宗教法人名簿(令和3年1月1日現在) > その他1 宗教法人名簿(PDF:708KB)
  2. 神奈川県神社庁ウェブサイト>神社詳細>山王神社、更新時期不明、2023年2月10日閲覧
  3. 著者不明「星月夜の社 山王神社」現地案内板、設置時期不明、2022年閲覧
  4. 宗福寺17世・銀岳、無題、宗福寺 山王大権現 現地案内板、1975年(昭和50)12月、2022年閲覧
  5. 『風土記稿』早川庄 山王原村 山王社

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