常光寺 本堂常光寺(じょうこうじ)、明星山は、板橋にある浄土宗寺院。本尊は阿弥陀如来。慶安元年(1648)の創立で、開山は巌公(観蓮社乗誉、万治2年・1659没)。江戸時代には鎌倉・光明寺の末寺だった。(1)

沿革

2013年1月25日から同年2月3日にかけて、住職が描いた仏画の公開と阿弥陀如来遷座開眼供養を行った(2)

本尊

本尊の阿弥陀如来像は像高1尺5寸(約45.5cm)。寛文年間(1661-1673)の板橋村の村鑑に、恵心の作とあった。(1)

境内

稲荷社

『風土記稿』のとき、境内に稲荷社があった(1)

渡辺了叟の墓

1994年頃、戊辰箱根戦役のときに小田原藩が一時佐幕に転じ、官軍と交戦したことの責任を取って切腹した藩家老・渡辺了叟の墓があった(4)

土砂災害警戒区域

常光寺を含む第2板橋沢の区域(41025 第2板橋沢)は、神奈川県の土砂災害警戒区域(土石流)に指定されている(2012年5月8日 告示第289号)(3)

寺紋

寺紋は月影杏葉(2019年調査)

リンク

参考資料

  1. 風土記稿
  2. 仏画を初公開 25日から板橋の常光寺タウンニュース 小田原版、2013年1月19日
  3. 神奈川県土砂災害情報ポータル 区域図
  4. 播摩晃一「戊辰箱根戦役と小田原藩」播摩晃一ほか編『図説 小田原・足柄の歴史 下巻』郷土出版社、1994、6-7頁