徳本(とくほん、1758年 - 1818年)は、浄土宗僧侶。日課として弥陀の六字名号(南無阿弥陀仏)を唱えることを教え、江戸で教化していた頃は、毎日数千人の群衆に囲まれたという(1)

心光寺の坐像と名号

1970年当時、東町心光寺には、徳本の坐像と、同筆の名号があり、毎年10月5日に「徳本御会式」を行うとされていた(3)

東光院の名号碑

2022年現在、曽我原東光院の境内入口右脇に徳本の名号碑が建てられている(2)。天保5年(1834)、徳本の没後16年が経過してから造立されたもので、裏面に足柄平野一帯の各地の信者の名が一面に刻まれていることから、小田原市教育委員会は、なお信仰が衰えていなかったことが知られる、と評している(1)

参考資料

  1. 小田原市教育委員会「徳本の名号碑ほか石像物群」現地案内板、設置時期不明(曽我原・東光院の参道の脇の塀に立てかけてあったもの)、2022年2月閲覧。
  2. 2022年調査
  3. 全日本仏教会寺院名鑑刊行会『〈改定版〉全国寺院名鑑 北海道/東北・関東編』同左、1970年3月(初版1969年3月)、p.419

Pages tagged “徳本”

Add new "徳本"