星山寺

星山寺(せいさんじ(4))、妙輝山は、久野にある曹洞宗寺院。本尊は正観音。江戸時代には久野・総世寺の末寺だった。(1)

 

 

縁起

寛文期(1661-1673)の村の記録によると、創建は元亀元年(1570)(1)。開山は、総世寺9世の伝華宗[麻香](天正17年・1589没)(1)

『皇国地誌久野村誌』は、開基を天正16戊子年(1588)としている(2)

境内

土砂災害特別警戒区域

星山寺 本堂の扁額星山寺の境内を含む久野57-1の区域(206-H26-057 久野57-1)は、神奈川県の土砂災害特別警戒区域(急傾斜)に(2021年3月19日 告示第150号)、星山沢の区域(41030 星山沢)は、神奈川県の土砂災害警戒区域(土石流)に(2012年12月21日 告示第661号)、それぞれ指定されている(3)

寺紋

天水鉢の寺紋(二つ巴)寺紋は「(左)二つ巴」(写真)、「丸に卍」。(2019年調査)

参考資料

  1. 風土記稿
  2. 田代道彌「皇国地誌久野村誌(草稿本)の発見」『おだわら 歴史と文化』第13号、小田原市役所企画部市史編さん課、2000年3月、41-42頁
  3. 神奈川県土砂災害情報ポータル 区域図(41030 星山沢) 区域図(206-H26-057 久野57-1)
  4. 寺院総覧編纂局『大日本寺院総覧』明治出版社、1916・大正5、p.566