木造 薬師如来坐像(もくぞう やくしにょらいぞう)は、国府津宝金剛寺にある薬師如来の坐像。製作時期は12世紀中頃とみられている。『国府山宝金剛寺医王院縁起』(元禄4年・1691)によると、久安元年(1145)に一海己講が中興した当時、宝金剛寺は「地青寺医王院」と称し、護摩堂(薬師堂)を中心にして繁栄していた。この像の様式年代は、中興の時期と一致していることから、縁起にいう当時の護摩堂本尊の可能性が高いと考えられている。(2)

2009年(平成21)に市の有形文化財に指定された。(2)

参考資料

  1. 國府津山 寶金剛寺
    1. 本尊・寺宝 仏像
    2. 境内・四季 本堂
  2. 小田原市文化部文化財課「彫刻・宝金剛寺の薬師如来坐像」小田原市公式サイト、最終更新日 2013年5月31日