本典寺 本堂本典寺(ほんでんじ)、栄柳山(2019年調査。『風土記稿』には「永柳山」とあり)は、酒匂にある日蓮宗寺院。本尊は十界勧請の諸尊。江戸時代には身延久遠寺の末寺だった。(1)

縁起

縁起によると、昔、小名・柳下に、柳下源吾菅原本典(享禄4年・1531没、諡は日随)の墳墓があり、本典の子(あるいは孫)の僧・日能がその冥福を修して天文9年(1540)に同地に寺院を建立して、地名を山号にし、諡を寺号にしたという。このため本典を開基、日能を開山と称している。(1)

元和9年(1623)に、領主の阿部備中守正次から門前の土地58坪を寄附された。その証状の写し:(1)

付置申門前五十八坪、并土居之竹木諸役有之間鋪所実正也、仍而如件、元和九年七月十六日、本典寺、内藤貞右衛門花押、下宮利右衛門花押、(1)

タブの木

境内のタブの木境内にタブの木があった(3)。日蓮宗ポータルサイトの本典寺のページによると、樹齢500年超という(2)

 

寺紋

本典寺 賽銭箱の寺紋(梅鉢寺紋は梅鉢(2019年調査)

リンク

参考資料

  1. 『風土記稿』
  2. 日蓮宗ポータルサイト 栄柳山 本典寺 最終更新 2014年10月7日
  3. 2022年調査