柳新田稲荷神社(やなぎしんでんいなりじんじゃ)は、柳新田にある神社。2022年1月1日現在、非宗教法人。
沿革
『風土記稿』のとき、柳新田村に社寺の項目はなく、創建時期は不明(3)。同書によると、当時は、飯田岡村の村持ちの八王子社(飯田神社の前身)が柳新田村の鎮守も兼ねていた(5)。
1914年(大正3)3月に、柳新田の字屋敷添にあった稲荷神社は、小台の字荒井島(1984・昭和59年当時の、小台日枝神社の一の鳥居のあたり)にあった日枝神社、小台の字屋敷添にあった稲荷神社、新屋の字川久保にあった稲荷神社(4社はいずれも無格社)と共に、飯田岡の字本村にあった村社・飯田神社に合併された(7)。
- 飯田神社の現地案内板には、1917年(大正6)に、新屋稲荷神社と共に、飯田神社に合併されたとある(6)。
1934年(昭和9)に綾部粂次郎の奉納により、鳥居が建立された(4)。
1947年(昭和22)、新屋稲荷神社と共に、飯田神社から分祀された(6)。
1952年(昭和27)3月、全区民?の奉仕によって、1984年当時の社殿が建てられた(4)。
1975年(昭和50)3月に「子ども樽神輿」が製作された(4)。
2022年1月1日現在、神奈川県の宗教法人名簿に掲載なく(1)、神奈川県神社庁ウェブサイトの神社詳細に掲載なし(2)。
境内
所在地
柳新田21番地(4)。1984年当時、宮地は飯田神社の所有地になっていた(7)。
境内社
1984年当時、境内に水神社があった(4)。
夜泣石
1984年当時、水神塔の脇に夜泣石(よなきいし)があった(4)。昔、赤児の夜泣きに悩んだ農家の嫁が、社参して夜泣石の小片をもらって帰ったという伝説があった(4)。
年中行事
月日 | 祭礼名 |
3/27 | 例祭 |
資料:穂坂1984:30頁の書入れによる。
リンク
- 日室大樹「「柳新田稲荷神社」(小田原市柳新田)」『相模の社を巡る』2014年3月30日
参考資料
- 神奈川県ホーム > 教育・文化・スポーツ > 文化・芸術 > 宗教法人 > 宗教法人について > 神奈川県知事所轄の宗教法人 > 宗教法人名簿(令和4年1月1日現在) > その他1 宗教法人名簿(PDF:706KB)
- 神奈川県神社庁ウェブサイト>神社検索、更新時期不明、2023年3月7日閲覧
- 『風土記稿』成田庄 柳新田村
-
穂坂1984:穂
稲坂正夫「柳新田稲荷神社(沿革と縁起)」富水西北史談会 編『ききがたり 富水西北の歴史 第1巻』富水西北公民館、1984・昭和59、30-32頁 - 『風土記稿』成田庄 飯田岡村 八王子社
- 著者不明「飯田神社 由来」現地案内板、設置時期不明、2022年閲覧
- 綾部寿美子「小台日枝神社(沿革と縁起)」富水西北史談会 編『ききがたり 富水西北の歴史 第1巻』富水西北公民館、1984・昭和59、21-25頁