浅間神社(せんげんじんじゃ)は、矢作の県道718号線(富士道)沿いにある神社(1)。2021年1月1日現在、神社本庁傘下の被包括宗教法人(1)。
沿革
『風土記稿』のとき、矢作の浅間社は矢作村と中里村の鎮守で、増幅院が別当をしていた(3)。増幅院は、寺伝によると、文禄13年(文禄3・1594?)の建立で、開山は宗哲という(5)。浅間社の御神体は石1顆で、富士山から飛来したものと伝えられていた(3)。
1873年(明治6)に増幅院の廃寺が決まって矢作の春光院と合寺になり、什宝は春光院に移された(5)。
1911年(明治44)3月に神饌幣帛料供進神社に指定された(2)。
境内
1931年(昭和6)8月に米国から日本に帰郷した矢作出身の実業家・星崎定五郎と草柳竹次郎からそれぞれ5百余円の寄付を受け、神輿殿と狛犬が新設された(4:101-102)。
年中行事
『風土記稿』のとき、矢作村と中里村の鎮守の浅間社の祭礼は、旧暦6月15日に行われていた(3)。
月日 | 祭礼名 |
4/3(注) | 例祭 |
11/15 | 七五三祭 |
11/23 | 新嘗祭 |
資料:神奈川県神社庁(2)
リンク
- 澤田晃一「浅間神社(神奈川県小田原市矢作)」『神社訪問記』2014年8月10日作成、2019年1月1日更新
- 日室大樹「「浅間神社」(小田原市矢作)」『相模の社を巡る』2014年8月17日
- 片隅健吾「ゆるりとお散歩 コンデジ片手に矢作の浅間神社の彼岸花を観賞 神奈川県小田原市」『カタスミ日記』2022年8月17日
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YouTube
- 太田裕「平成28年 小田原矢作<浅間神社>例大祭 神輿宮出・渡御」2016年4月6日
- youichi narita「浅間神社創建四百周年記念 矢作神輿会」2018年4月2日
参考資料
- 神奈川県ホーム > 教育・文化・スポーツ > 文化・芸術 > 宗教法人 > 宗教法人について > 神奈川県知事所轄の宗教法人 > 宗教法人名簿(令和3年1月1日現在) > その他1 宗教法人名簿(PDF:708KB)
- 神奈川県神社庁ウェブサイト>神社詳細>浅間神社、更新時期不明、2023年2月10日閲覧
- 『風土記稿』成田庄 矢作村 浅間社
- 星崎定五郎(述)石井富之助(編著)『移民の先駆者 星崎定五郎』星崎定五郎翁伝記刊行会、1959
- 大橋俊雄『浄土宗神奈川教区寺院誌』神奈川教区教務所、1962、p.309