石牛路(せきぎゅうろ)は、入生田・紹太寺の主要伽藍跡から鉄牛寿塔へ向かう途中に入り口がある、巨石「牛臥石」への登山道。石牛路の現地案内板によると、牛臥石は、刻名石「石牛路」のある所から、約500メートル登ったところにある(1)。近くに、ハイキングの準備をして登るようにという警告の立て札が立ててある(2)。
川涯瀑布
『風土記稿』によると、主要伽藍のうちの書院の北側には高さ2丈(6m)ほどの川滝があり。木庵が傍らの巨石に「川涯」の2字を題していた。また下流を「心潭水」と号し、自然石に超宗が「心潭」の2字を彫していた。(1)
2022年現在、石牛路の入り口付近には沢があり、上流に何かの刻銘石があるので、その辺りが「川涯瀑布」かと思われる(2)。
参考資料
- 著者不明「刻名石「石牛路」」現地案内板、設置時期不明、2022年閲覧
- 2022年調査
- 『風土記稿』入生田村 紹太寺
- 『新編相模国風土記稿』国立公文書館 内閣文庫 請求番号173-0190 第13冊 コマ52(巻26 入生田村 紹太寺)