禅龍寺禅龍寺(ぜんりゅうじ)、福聚山は、中村原にある臨済宗建長寺派の寺院。本尊は薬師如来。開山は鎌倉建長寺92世・慶堂資善(永享4年・1432没)。江戸時代には建長寺の末寺だった。(1)
沿革
寺伝によると、開山は明徳2年(1391)という(2)。
1923年(大正12)関東大震災で本堂・庫裡が全壊し、1929年(昭和4)に再建された(2)。
1960年(昭和35)に改築、1997年(平成9)に本堂を新築(2)。
現地案内板に、1991年(平成3)に禅龍寺の山林を含む地域の団体営畜産経営環境整備事業が完成した、とあり、同地の農業経営にも関係しているもよう(2)。
境内
弁天社
境内に蛇の形の石像をご神体とする弁天社があった(1)。寺伝によると弁才天の安置は文化3年(1806)という(2)。
西湘令和の杜
樹木葬墓地「西湘令和の杜」境内に、樹木葬墓地・西湘令和の杜があった(3)。
土砂災害警戒区域
禅龍寺の境内の一部を含む中村原01-1の区域(206-H26-48 中村原01-1)は、神奈川県の土砂災害警戒区域(急傾斜)に指定されている(2021年3月19日 告示第150号)。(4)
寺紋
寺紋は確認できず。(2019年調査)
リンク
参考資料
- 『風土記稿』
- 著者不明「臨済宗建長寺派福聚山禅龍寺沿革」現地案内板、設置時期不明(平成9・1997以降)、2019年閲覧
- 2022年調査
- 神奈川県土砂災害情報ポータル 区域図