絹本着色 真言八祖像(けんぽんちゃくしょく しんごんはっそぞう)は、国府津宝金剛寺が所蔵している、真言宗の8人の祖師を描いた絵画。14世紀前半(鎌倉時代から南北朝時代)頃の作品とみられている。(2)

空海(弘法大師)が中国から請来(せいらい)したのは、金剛智・善無畏・不空・一行・恵果の5人の祖師で、京都・東寺の蔵本では龍猛・龍智が加わって7人になり、更に空海を加え8人を描くのが基本的なモチーフになっている。(2)

表装は文化10年(1813)に修復されたものだったが、2016年(平成28)から2018年(同30)にかけて、神奈川県小田原市などの補助・助成を受けて再修復が行われた。(2)

2007年(平成19)に県の有形文化財に指定された。(2)(3)

参考資料

  1. 國府津山 寶金剛寺 本尊・寺宝 仏画・古文書
  2. 小田原市文化部文化財課「絵画・絹本著色 真言八祖像」小田原市公式サイト、最終更新日 2021年7月5日
  3. 神奈川県教育委員会教育局生涯学習部文化遺産課『神奈川県 文化財目録 令和3年5月1日現在』2021年5月、p.15