自修学校発祥の地碑自修学校発祥の地碑(じしゅうがっこうはっしょうのちひ)は、上曽我瑞雲寺の入り口左側(境内南西)の梅林の中に建つ、自修学校の跡地の記念碑。(1)

自修学校

瑞雲寺21世住職・大井龍跳は、明治期(1868-1912)の小学校の制度普及後、寺の本堂で地域の青年に小学校卒業後の中等教育の教導をしていたが、1910年(明治43)7月に境内に自修学校を開設し、修身・国語・漢文・英語・数学・珠算などの教科を教えた(3)

1923年(大正12)、関東大震災により校舎が倒壊したが(3)、1926年(大正15)8月に校舎拡張のために東方の丘の上に移転(1)(3)。校名はのちに湘北中学校、湘北高等学校となった(1)(3)

更に学園は伊勢原市へ移転し、校名は向上高等高校と改められた(1)(3)。その後、自修館中等教育学校が併設された(3)

顕彰碑

「自修学校発祥の地」碑の手前に、1950年(昭和25)10月に自修学園創立40周年を記念して、自修学校卒業生・自修学園卒業生・教職員・生徒らにより建立された、湘北高等学校長・大井龍跳の顕彰碑(墓碑の復刻版)がある。(2)

参考資料

  1. 境内入り口の「瑞雲寺」案内板、設置時期不明、2022年調査
  2. 自修学園湘北高等学校長 田代信二(識)「顕彰碑〈復刻〉」1950年(昭和25)10月14日、設置時期不明、2022年調査
  3. 小田原市教育委員会「自修学校発祥の地」案内板、2009年(平成21)3月