藪田 義雄(やぶた よしお、1902年 - 没年未詳)

経歴

1902年(明治35)4月23日、小田原町幸3丁目に生まれる(1)

1916年(大正5)、県立小田原中学校に入学(1)

1918年(大正7)、当時、小田原中学校の教員をしていた小林好日に随伴して北原白秋を訪問し、その後、白秋門下となる(1)

法政大学の英文科を卒業して、詩の雑誌『郷愁』や『生誕』などを出版した(1)

1938年(昭和13)6月に初の詩集『白沙の駅』を出版(1)

その後、詩作を続け、1958年(昭和33)10月に浅草観音堂落慶記念演奏会で交声曲「極楽荘厳」が演奏されたことを契機に聖譚曲「浅草寺縁起」(「聖譚曲観世音菩薩」か)を著わし、それがもとで1961年(昭和36)7月に『火の独楽』が出版された(1)

また多年にわたって童謡の収集と編纂を続け、同月『わらべ唄考』を発行した(1)

参考資料

  1. 石井富之助「6 井上康文、藪田義雄、北原武夫」神奈川県立図書館『神奈川県の歴史 県下の文学編 上』〈神奈川県立図書館シリーズ8〉神奈川県立図書館、1963、84-85頁