酒匂川(さかわがわ)は、酒匂川水系二級河川(1)。河川延長27.19km、神奈川県内の流域面積387.64km2静岡県内194.36km2(1)

足柄下郡の西側を流れ、北は足柄上郡栢山鬼柳の境から、中曽根桑原の中間を流れ、南に1里(約3.9km)ほど流れて、東町酒匂の境で海に入る(2)。郡内ではその流水を灌漑して多くの水田の耕作に用いているが、しばしば水災も引き起こしてきた(2)。そのため両岸には堤防が築かれている(2)

名称

酒匂川の水源は静岡県の富士山麓で、『風土記稿』のとき、上流では御厨川(みくりやがわ)と呼ばれており、足柄上郡で河内川と合流し、それより下流が「酒匂川」と呼ばれていた(3)。川の名前は、下流の酒匂で海に入ることに由来して、上流でも「酒匂川」と呼ばれていた(2)(3)

「酒匂(さかわ)」の語源については、『海道記』に、「汐のさす時、上さまに流るゝ故さかはと云ふ」とある(3)

古くは丸子川(まるこがわ)ないし鞠子川(まりこがわ)と呼ばれていた(3)(2)。『東鑑』の治承4年(1180)8月23日の記事で、三浦氏源頼朝の陣に参加するため川辺に宿陣したとき、大沼三郎が西岸に到着して、和田義盛に馬を借りて川を渡り、石橋山の合戦のことを伝える中に、「丸子河辺」でみえる(3)。また『平家物語』海道下段、元暦元年(1184)3月の記事に、三位中将・平重衡が鎌倉下向のとき「鞠子川」を渡ったことがみえる(3)(他にも『風土記稿』に挙例があるが、省略する)

参考資料

  1. 神奈川県ホーム > 土地利用に関するデータ > 令和3年度土地統計資料集 > 県土利用の現況及び推移 > (7)その他(PDF:261KB) 第42表 河川延長及び流域面積 (2) 二級河川、(原注)資料:県河港課調べ(令和3年(2021)4月1日現在)による。
  2. 『風土記稿』巻22 足柄下郡 1 図説 酒匂川
  3. 『風土記稿』巻3 山川 酒匂川

Pages tagged “酒匂川”

Add new "酒匂川"