銅造 大日如来坐像(どうぞう だいにちにょらいざぞう)は、国府津宝金剛寺にある仏像の1つ。鎌倉時代(1185-1333)前半の金銅仏の代表的な作品とみなされている。大日如来像は仏教界の5つの智恵を表す宝冠を頂き、宝蓮の台座の上に趺坐して(あぐらをかいて座って)いるのが普通だが、この像の宝冠と台座は失われている。(1)

後世、火災に遭って表面の鍍金(メッキ)が流れ落ちたとみられている。(3)

1971年(昭和46)に国の重要文化財に指定された。(1)(2)(3)

参考資料

  1. 國府津山 寶金剛寺 本尊・寺宝 仏像
  2. 小田原市文化部文化財課「彫刻・宝金剛寺の大日如来坐像」小田原市公式サイト、最終更新日 2013年5月31日
  3. 神奈川県教育委員会教育局生涯学習部文化遺産課『神奈川県 文化財目録 令和3年5月1日現在』2021年5月、p.23
  4. 銅造大日如来坐像」文化庁・国指定文化財等データベース
  5. 銅造大日如来坐像」文化庁・文化遺産データベース