長泉寺 入り口長泉寺(ちょうせんじ)、瑞宝山は、前川にある臨済宗建長寺派寺院。本尊は釈迦如来(1)(2)。開山は休庵(大永7年・1527没)(1)(2)。江戸時代には鎌倉・建長寺の末寺だった(1)

縁起

創建は、『全国寺院名鑑』によると永正12年(1515)(2)、『大日本寺院総覧』によると大永3年(1523)(3)

開山の休庵は、大覚禅師(蘭渓道隆)18世の法孫といわれている(2)

2世・秀峰は寛永2年(1625)に天陽山青竜庵を創建した(2)

什宝

開山休庵像、十六善神像など(2)

境内

1970年当時、建物は本堂46坪(約12.3m四方)、庫裡があった(2)

本堂

1970年当時の本堂は、元治元年(1864)に建てられたものだった(2)

鐘楼

長泉寺 鐘楼境内の鐘楼には、安永3年(1774)鋳造の鐘が掛かっていた(1)

観音堂

境内の観音堂には、正観音が安置されていた(1)。腹籠の仏像は像高2寸8分(約8.5cm)で、弘法大師の作とされていた(1)

稲荷社

境内に稲荷社があった(1)

寺紋

天水鉢の寺紋(違い鷹の羽)寺紋は「違い鷹の羽」。(2019年調査)

参考資料

  1. 『風土記稿』
  2. 全日本仏教会寺院名鑑刊行会『〈改定版〉全国寺院名鑑 北海道/東北・関東編』同左、1970年3月(初版1969年3月)、p.435
  3. 寺院総覧編纂局『大日本寺院総覧』明治出版社、1916・大正5、p.586