陽雲寺 入り口陽雲寺(よううんじ)、陰盛山西称院は、北ノ窪にある浄土宗寺院。本尊は阿弥陀如来。文明8年(1476)に荘蓮社厳誉(永正2年・1505没)により創建された。江戸時代には沼田西念寺の末寺で、北ノ久保村の鎮守・天神社(北ノ窪天神社)の管理をしていた。(1)

子安無量光如来

本尊の阿弥陀如来像は高さ2尺7寸(約82cm)、恵心の作で、子安無量光如来と号した。寺伝に、陽雲寺2世・天蓮社運誉が後柏原天皇(1464年 - 1526年)の皇后の平産の祈祷を務めた時に、この仏像と水晶の念珠を下賜され、また「憲明大僧都」の号を加えられたという。「子安無量光如来」の名も勅号だという。運誉は慶長11年(1606)に没している(年代が合わない)。念珠は『風土記稿』のときにも寺宝とされていた。このような由縁があるために、安産の守といわれて、腹帯を出していた。(1)

寺紋

陽雲寺 本堂屋根 鬼板の寺紋(菊紋)寺紋は月影杏葉菊紋(2019年調査)

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参考資料

  1. 『風土記稿』

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