龍洞院 本堂龍洞院(りゅうどういん)、瑞雲山は、荻窪にある曹洞宗の寺院。本尊は十一面観音。天文13年(1544)、僧・大洞良岳の開基。開山は、淘綾郡下吉沢村(平塚市下吉沢)の松岩寺4世・通山誾達(慶長7年・1602没)。江戸時代には松岩寺の末寺だった。(1)
仏像
本尊の十一面観音像は像高3寸8分(約11.5cm)で、運慶の作といわれていた(1)。また、頽廃していた荻窪・陽春院の本尊・釈迦如来像が安置されていた(1)。
境内
境内に白山社・稲荷社の合社があった(1)。
寺紋
本堂の扁額とガラス戸の寺紋(両山紋)寺紋は、本堂屋根の鬼板・天水鉢に五三桐、本堂のガラス戸に両山紋。(2019年調査)
天水鉢の寺紋(五三桐)
参考資料
-
『風土記稿』