2022年2月22日に、小田原市(環境部環境保護課公害対策係)は、同月14・15日に中村原羽根尾の19地点の井戸水の水質を調査した結果、地下水中の調査項目の濃度は全19地点で地下水環境基準に適合していたと発表した。

また神奈川県が二宮町山西川匂の4地点の井戸水を調査した結果でも、汚染は確認されなかった。

これは、2021年11月10日に中村原248番外地の精密機械製造工場跡地で、現土地所有者が実施した水質調査の結果、環境基準を超える量のテトラクロロエチレンなどが検出されたことを受けて、跡地を中心に地下水の下流方向におおむね半径1km以内の井戸を調査したもの。

市は今後、事業所跡地の土地所有者に必要な対策の実施を指導し、また今回の調査19地点の中から地点を選定して県と連携して継続的に地下水調査を実施する予定、としている。