千波崎の地層切断面を過ぎたところに新しい「砂の浜橋」が完成しました。「砂の浜橋」を渡ると右側に「砂の浜」が見えます。玄武岩の溶岩が砕かれた礫や砂でできた黒い砂浜で、大島では一番長い浜で1kmほどあります。ウミガメの産卵地です。

 

砂の浜

波が打ち寄せる様子

砂の浜はウミガメの産卵地でもある

 

関連情報


  • 「灼熱の黒砂ビーチ(砂の浜=さのはま)」(伊豆大島ジオパーク(外周編)パンフレット/伊豆大島ジオパーク推進委員会)

黒い溶岩が砕かれて黒い砂浜ができました。黒い色が熱を吸収するため、夏には裸足だと火傷しそうな熱さです。地中の温度が高いので、ウミガメが卵から孵る日数も南の海より早いそうです。

  • 「砂の浜」(iアプリ「伊豆大島ジオパークガイド」/大島観光協会)

神話時代の風景を感じて下さい。

陸と海が出あう場所。山から流れた火山灰が海に押し出され、波によって削られ、その繰り返しでできた地形は、有史以前の神話を感じさせるような景観を創り出しています。 この海岸からは利島、新島、式根島、神津島の伊豆諸島の島々が望めます。利島は伊豆大島と同じ玄武岩でできているので、兄弟のような島です。他の三つの島は別の流紋岩という白っぽい岩で出来ています。

海岸には、面白い形の岩がたくさんあります。下の写真は、塩の結晶が弾けるときに開いた穴と推測されている岩です。