エゾリス

 

羅臼町には、「エゾリス」がいる。

シマリスより大きく、体長は尻尾を含めて、約38~47cmで、体重は300~410gである。

 

 食 ... 雑食性で、植物のほかに昆虫なども食べる。

 

他の動物とは違って、冬眠はせず年中活動をしている。

 

 春 ... 朝から活動

 夏 ... 日の出から日没まで活動

 秋 ... 昼に活動

 冬 ... 主に朝に活動

 

エゾリスが見たいのならば、このような時間帯に行くのが良い。最近は、羅臼湖付近でエゾリスの足跡が発見された。

しかし、羅臼湖での目撃証言は聞いていない。運が良ければ出会える可能性がある。

人に慣れているといえ、相手は小さな動物なので近づくときはそっと近づくことをおすすめする。

 

 → 羅臼湖付近で発見されたエゾリスの足跡の大きさ

 

  前足跡  長さ / 4cm  幅 / 2.5cm

  後足跡  長さ / 6cm  幅 / 3cm

 

かわいらしいエゾリスの画像はこちら!↓

(著作権の問題で画像が使えなかったためイラストになります)

 

simarisu.bmp

 

 

アザラシ

 

羅臼には12月頃から沿岸や漁港で少数のゴマフアザラシが観察され始めます。

野生のアザラシは主に日本海北部、オホーツク海、ベーリング海、チョコト海などに生息していて、国内では冬に北海道沿岸でよく見られます。

一部は同等の野付湾などに真夏でも残留しているようです。

 

冬になるとゴマフアザラシ達は流氷の上で生活して、3月下旬になると流氷の上で出産しています。出生児は白い産毛に包まれていて、とても可愛らしいです。

そして生後2~3週間ほどで産毛は抜け落ち大人と同じ胡麻班模様になっていきます。

 

アザラシの個体数は世界全体でおよそ40万頭、オホーツク海には20万頭近くが生息しています。

体長は150~170cmで体重は70~130kg。オスの方が大きく成長します。

 

羅臼では流氷が近づいてくると可愛いアザラシを見ることができるので、漁港などから流氷を覗いてみたり冬の観光船に乗ると会えると思います。

 

オオワシ

 

知床が冬を迎えるとオオワシが羅臼に来る。

オオワシは空高く(5000m)円を描きながら飛んでいる。隣に飛んでいるカラスやカモメがオオワシに近いほどカラスやカモメは小さく見える。

 

オオワシを間近で体験したければ、11月~3月の季節にくるのがおすすめだ。

よく羅臼町内でもたくさんのオオワシを撮っている観光客がよくみられる。

町内だったら、特定の場所はないが、ほかにも流氷に乗っていることも多い。

海の上で見るオオワシは陸で見るより、より大きく見え、流氷の上に立っている姿は迫力満点だ。

オオワシが飛ぶ瞬間などは翼を大きく広げ飛んでいくオオワシはもっと迫力があった。

 

オオワシはサケなどの魚類や水鳥などの水辺にいる生き物が主な餌だ。

オオワシの特徴は頭、羽、尻尾の部分が白く、羽を広げると2mで、大きいものだと2m40cmにもなる。体重は約5㎏~8㎏。

 

エゾモモンガ

 

エゾモモンガはつぶらで大きな黒い瞳が特徴でリスの仲間。

モモンガは、一生のほとんどを樹上で過ごします。

エゾモモンガは、春夏秋冬みられます。

夜行性で、木の洞を巣とし、木の芽や葉、穂を食べます。

冬眠はしないそうです。

 

エゾモモンガの巣穴は毎年利用しているので、暗くなる頃穴の前で待っているとぞろぞろでてきて木に登り飛び回っているのを観察することができます。

小さいながらも、知床の動物一知恵者といえるかもしれません。

 

最近では、羅臼町の町民体育館で、目撃情報があったそうです。町の中などで見られることも多いようです。

もし、見れたら運が良いくらい珍しいです。

 

 体長 約13㎝

 尾  約10㎝

 

キタキツネ

 

毛色は赤褐色で、頭から胴体の長さは60~80㎝になります。

食性は肉食に近い雑食。ネズミやエゾユキウサギ、鳥類に昆虫を主に食べ、秋になると果実や木の実も食べます。

特徴は夜行性で用心深いですが、好奇心が旺盛です。

時々家の窓からキタキツネが町を歩いているのを見ることがあります。