こちらで フッズスノーエリア を記述

札幌市南区のスキー場。スノーエリアというには、訳があって、初心者でもかなりかっこ良くたのしめるスノースクートや、オリンピック競技のリュージュを体験できる札幌らしい場所。リュージュは、ボブスレーより、身体がより氷に近いのでもの凄いスピード感です。


スノースクート

 

バイクに乗ったことのあるひとはかなり楽しめます。初心者でもすぐにコツをつかむことができるようです。緩斜面でも楽しく滑走しました。

 

 

外側の足ではなくて、内側の足に加重する方が素直に曲がるみたいです。フッズのナイター、美しい。



リュージュ

きれいに積まれた正方形の氷の壁。これをシーズンになると積んで、削って管理してと考えると、滑るだけで最高に有り難い。スピードによっては、随分高くこの壁を登る。 フッズには、リュージュのコースがある。子どもの頃にオリンピックで初めて見たリュージュは、とにかく速くて怖そうだっ た。40過ぎて初めて友人に誘われて、このリュージュに乗った。先生は、札幌オリンピックのリュージュで5位に入賞した小林優子さん(旧姓大高さん)。僕より、年上の方しか分からないかもしれない。あの「りんごちゃん」が先生だった。ホッペタが寒さで真っ赤だったのでそうよばれていたのかな。昔テレビでみた面影がかさなって、ちょっと目頭が熱くなった。足首での ソリの操作、肘を氷の壁にぶつけたときのためにパッドをつけること、コースに降りるときの注意、指をけがしないソリのつかみ方、気さくに楽しく教えてくれ る。小林さんは、昼間はお年寄りに食事を配る仕事をして、夕方から札幌リュージュ少年団の子たちの指導のため、ボランティアでフッズのコースに通う。

 さて、彼女が脚でソリを止めてくれる間に、仰向けになってソリに身体をセット。最後のカーブたった一つだけの体験だ。一回目は、素直に滑って気持ちよく遠心力を感じて壁に登った。二回目、ちょっとスタート位置を上げると、スピードが上がってカーブのバンクに突入。ここで、色気をだして、カーブの外側の脚 でソリを操作。あまり膨らまないでインコースを取ろうとしたら、力の入り過ぎであえなく、バンクをするっと降りてしまった。そのあとは、右の壁にごっつ ん。左の壁にごっつん。また右の壁にごっつん。肘のパッドのお陰で痛くはないが、怖かった。悔しいから、また挑戦したくなる。
 子どもの頃とても尊敬していたオリンピックのおねえさんが「子どもは上手よ。なんにも考えないで、自然に、どこにもぶつからないで降りて来ちゃうの」と笑顔。これ、ハマりそうだ。スタート、ゴール、連絡と何人もの札幌リュージュ連盟の方々が手伝ってくれないと滑られない。コースも奇麗に氷のブロックをつんで整備、雪かきされている。これは大変な愛情だ。こんど、東京やら京都の友達がきたら連れて来てあげようかな。

 ソリを片付けていると中国の少年たちが合宿で来ていた。礼儀正しくて可愛い。みんな挨拶してくれる。スノースクート(こちらは初体験でも直ぐに乗りこなせた)に乗って、帰りに南区川沿の哈爾賓飯 店(はるぴんはんてん)に寄ってご飯を食べていたら、さっきの中国の少年と監督が総勢10名ぐらい入って来た。みんなおぼえてくれていて、挨拶してくれ る。あれれ、店員さんと調理人と僕ら以外のお客さんは、みんな中国語だ。なんかちょっと海外旅行したような気分の札幌の夜。

(2008年3月1日・杉山幹夫)

 

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