こちらで 全道の高校と企業を繋ぐ大通高校 を記述

チャレンジオータム
 チャレンジオータムは、2008年秋、札幌市がオータムフェストを開催するにあたって、「札幌の大通公園で北海道中の幸を集めたお祭に是非、大通高校に参加してもらいたい。場所をご用意するので、自由に企画をたてて参加して下さい」と呼びかけたことから始まったそうです。全道の高校生達が、自分で開発した商品や、他校の商品を札幌の秋のお祭りで元気に販売しています。
 

 担当した教諭に聴くと最初は「テント2張使えるらしいけど、なんかする?と言われて、やります!っていうのが始まりです。大通商品がなかったため、道内の高校に電話しまくりました」と草創期を語ります。案内状を道内の高校60校送り、直接参加の2校と、大通高校に商品を預ける形で参加したの8校でスタートしました。高校ごとに、また教育委員会ごとに文化が違うので、様々な調整の努力があったと思います。

 大通高校の生徒達は、参加校を調べて、事前に集めた商品知識を覚えて接客ですが不器用な子たちははじめからそう巧くは行きません。仕入れすぎて、終了後職員室で販売していたといいます。それでも、生徒からは接客を通して学んだ感想が沢山出ています「勇気が湧いた」「何かに夢中になることを思い出した」「地域に目を向けることによって自分の進路がみえてきた」などなど。


 そして、2年目は直接参加校が増え、他校の生徒との交流が生まれました。自分たちの商品への想い入れがある接客をしてる全道の高校生をみて大通高校の「生徒達が自分達の商品を持ちたいと言い出しました」といいます。3年目は大通高校でミツバチを飼い、それを原料に商品を作ります。「うちは単位制なので、授業内で自然に縦の関係、横の関係が出来上がり、準備段階の生徒達の連携の仕方が実に面白かったです」。回を重ねて、2013年には直接販売に立つ高校は10校を数えました。

 全道の高校の販売の手伝いから始まって、自分たちも商品を作ったり、やる気を出したり。「生徒達が販売実習を通じて、日々の学校生活や自分の将来、地域で働いている方たちや札幌の街の変化に目を向けるようになってきた」と先生は言います。


オータムフェストブログより
 

 

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