「インターネットで簡単に絵を買うことが出来る中、お店にいらして購入してくださるお客様には感謝しきれない」と語るのは、
株式会社北海道画廊代表取締役の鶴田昌嘉さん。“喜ばれる画廊”をめざして43年前に創業されました。
札幌市中央区のKT三条ビルに店舗を構えたのは、今から20年前。
同ビルには系列店の「掛軸センター」と「ワンコインギャラリー」があり、石狩市厚田区望来の「夕日の美術館」も運営されています。
2年前に始めた「ワンコインギャラリー」は、1か月ワンコイン(500円)で様々な絵画をレンタルできます。
会社の事務所に彩りが欲しい方や、気軽に芸術鑑賞をしたい方、掛け替えを楽しみたい方などがよく利用されているとのこと。
今まで芸術に触れる機会がなかった方でも低価格で挑戦しやすく、「街中が画廊になってしまう」試みです。
常にお客様第一主義のため、当のお客様から「もっと価格を上げてもいいのでは?」と言われることもあるとか。
しかし、商売とはお金儲けのためではなく、お客様や世間様に喜んでもらうことが本質であると考え、
従業員の方々にも売上をもっと上げるよう指導したことは一度もないそうです。
お店がお客様や地域社会に奉仕する、そしてお客様がお店を支えてくださる。
この関係を大切に考えてきた北海道画廊の店内には、今日も芸術を愛する人たちとのおだやかな時間が流れています。
※2016年5月16日~19日に北海道新聞(札幌本社版/夕刊)広告欄に掲載されたインタビューより再掲