北海道美唄商尚栄高等学校 参加生徒について知っていることをぜひ教えてください
お客さんの声かけが嬉しかった
ジャムの味と品質には自信があったが大量に仕入れたので、売り切ることができるのか、とても心配でした。また、地域スーパーでの販売経験しかなかったので、たくさんの人・たくさんの店がある札幌オータムフェスタで販売会をするのはとても緊張しました。
しかし、お客様には優しい人が多く「高校生なのにがんばっているね」「高校で頑張って作っているから」とおっしゃって買ってくださったお客様がたくさんおり、とても安心し、すごく嬉しかったです。
今回は反省点が3つあります。1つ目は、チラシ配りやお客さんへの声かけが中々うまくできなかったことです。2つ目は、商品の詳しいことを聞かれて困ることがありました。販売会の前に商品のことを詳しく覚え、手分けをして声掛けをしたらもっと売れるようになるのではないかと思いました。最後に、作成したチラシをより見やすいものにすることです。色の組み合わせで文字を見やすくし、値段を大きく、商品のいいところやセールスポイントを目立つように配布用チラシに載せて作るようにした方が良いと思いました。
普段何気なくものを買っている私たちだが、実際に売る立場になる
大通り公園全域で開催される大規模なお祭りで毎年200万人以上を超える来場者が集まり、大いに賑わうこの会場の一角に美唄尚栄高校として9月26日に出店した。
まず私たちが会場に到着すると、既に着いていた二年生がHBCラジオから取材を受けていた。その後生放送が行われ、記者の方が商品の試食をし、同様に参加する他校の生徒からインタビューを受けていた。このラジオの生放送は年配の方に効果があったようで「ラジオ聴いてきたよ」という方がいた。
二年生と三年生で交代しながら販売をすすめていき、午後になるとすぎうらベーカリーのパンが売り切れとなり、ジャムなども次々と売り切れていった。その後も人の波によって売れたり売れなかったりが繰り返された。
私は玉ねぎ販売を担当としていたのだが、札幌大通りのオータムフェストで野菜を売っているのは場に合わないのか、なかなか売れることがなかった。そこで販売方法をバラ売りから、数個ずつのまとめ販売に変えると、時間はかかったが主婦の方を中心に完売することができた。
最後にオータムフェストを終えて感じたことは、ものを売る難しさだ。普段何気なくものを買っている私たちだが、実際に売る立場になってみるとその難しさに少し戸惑いを感じた。だがその分、商品が売れたときは本当に嬉しかった。今回は大変なことも多かったけど楽しいことも多く、貴重な経験となった。