大通だからできること について知っていることをぜひ教えてください

大通だからできること

3年次 伊藤大智

 

僕は、2年生の春に青森県にある全日制の進学校から大通高校に転校してきました。父親の転勤に合わせて転校することになったのですが、もともと体が弱かったこともあり、定時制三部制の大通高校に転入を決めました。

 大通高校は単位制を採用しているので、まるで大学のように自分の時間割を自由に決めることができます。そのため、大学受験に向けて時間割ががっちり決まっている進学校とは違い、さまざまな授業を選ぶことができ、普通科の高校ではあまり見られない授業もあります。その中から、僕は「総合実践」という商業系の科目を3年次の時間割に入れました。

 

 総合実践では主に販売実習と商品開発を行いました。

 販売実習では、9月に大通公園で行われた「オータムフェスト2017」内の「高校生チャレンジオータム」というブースで、大通高校産の蜂蜜や、授業内で開発した商品を販売しました。販売実習をするのはこの時が初めてだったので、お店のレイアウトや商品の説明、呼び込みの仕方など試行錯誤を繰り返しました。お客さんにインパクトを与えるために、実際に養蜂をする際に着る防護服を着て店先に立つなど、さまざまな工夫をしました。

 

 商品開発では、札幌市内の水産会社と協力してコラボ商品を開発しました。その名も「蜂蜜革命」。我々高校生と、ブリのなかで高校生の年代にあたる「イナダ」をリンクさせました。あえて商品価値の低いイナダに商品価値を持たせるのかチャレンジしました。革命的な商品になってほしいという願いを込めて「蜂蜜革命」という商品名にしました。

 これら総合実践でしてきた活動は、転校前の高校では体験できないものでした。どのようにしたら商品が売れるのか、また、売れる商品が作れるのか、高校生のうちにこんなにも具体的な目標を持って活動に取り組めたことは、とても貴重なことでした。