野外彫刻公園
アルテピアッツァ美唄

住所   : 〒072-0831 北海道美唄市落合町栄町
TEL     : 0126-63-3137
入場料  : 無料
開館時間 : 午前9時~午後5時
休館日  : 毎週火曜日、祝日の翌日(日曜日は除く)、12月31日~1月5日

駐車場  : 無料
       第1、2駐車場 120台
       身障者用駐車場 7台
       カフェ駐車場  25台

アクセス 札幌から車で約1時間30分。道央自動車道利用の場合は、約1時間。


 

 

園内カフェテリア : カフェアルテ
営業時間     : 午前10時〜午後5時
          (12〜3月の平日は午前10時〜午後4時)
電話番号     : 0126-63-1010

カフェアルテでコーヒー(500円)とぽこぽこパン(70円~)を味わって一休み。


 

 

広い芝生の広場に作品が点在する。木立や木陰に程良く設置されたベンチに心安らぐ。

子どもとアルテピアッツァ美唄へ

「よし、今日はどこか出かけようか」
 「どこに行くの」
 「芸術」
 「えーっやだー、そういうの嫌いだもん。モエレ沼公園で遊びたい」
 「そうか、でもモエレ沼公園だって芸術なんだぞ。そして、今行くところを作った人も子どもたちが大好きなんだって」
 「へーっ、それじゃ、遊ぶところたくさんあるかなあ」
 「うーん、そりゃ行って見なきゃわからんなあ」

 半ば子どもをだまして、「安田侃(かん)」の作品が点在するアルテピアッツァ美唄に行った。
 まずは、車中で溜めたエネルギーを発散させるため、ギャラリーとなっている廃校横の鉄棒、ブランコなどちょっとした遊具で遊ばせる。


 「よーし、そろそろ学校に入ろうよ」


 廃校を利用したギャラリーでは、平べったい白大理石の作品の上に大の字で寝ころんだり、まあるい形の作品に抱きついたりと、子どもたちは体全体で作品を感じているようだ。


 再び屋外に出ると、白大理石の石が敷き詰められている流路と円形の池が目に飛び込んできた。
 「ねえ、入ってもいい?」と子ども。
 木々や芝の緑とまぶしいほどの白、そしてきらきら輝く水がとても綺麗だ。
 そして、そこで無邪気に遊ぶ子どもたちの笑顔が更に彩りを添える。

 正直言って僕はアートのことは全く分からないし、感動もそんなにしない。
 でも、ここはとても心地のよい空間だなあと感じている。
木陰の所々に点在するベンチを見るだけでもホッとしてしまう。
 この空間が、もし彫刻が無いただの流路のある緑の広場だったとしたら、こんなに心地良いとは思わないだろう。僕にとってのアートの存在は、今はこれくらいでいいのだと思う。

 カフェで一休みして、散歩する。蝉の抜け殻をたくさん発見して大喜びをする。
 「おっと、もうこんな時間だ。今日は夕方から町内会の会合だ。そろそろ帰るぞー」
 結局先に帰ろうと言い出したのは、また僕の方だった。

(2009年8月1日・浜部公孝)

 


これ知ってる!同じのを見たことある!

札幌での待ち合わせといえば「ロビ地下」と「ヒロシ前」
そして、札幌駅西側にある白い大理石の彫刻「妙夢」ではないでしょうか

 

アルテピアッツァ美唄には、札幌に馴染み深い 彫刻家・安田 侃(かん)さんの芸術作品が
美唄の大自然の中に置かれています。

 

「これ知ってる!」

「同じのを見たことある!」
 

なんて言いながら公園内を散策してみると面白いかもしれません。

 

真っ白な大理石の彫刻と学校の赤いトタンの屋根とのコントラストが美しい風景
足元にはクローバーの葉が敷き詰められていました。

広い綺麗な芝生と閉校した学校を再利用した公園は、自然に囲まれた長閑な風景はとても心地のいい所です。

(2015年6月28日・ichihara)