キャプションを追加久しぶりに、弓ちゃんと会った。
http://www.city.sapporo.jp/zoo/b_f/b_19/db073.html
彼は、円山動物園がエゾシカ・オオカミ舎を建てた当時のシンリンオオカミ担当の飼育展示員。
相変わらず男前だ。

狼舎を造って、数年、ずっと一匹でいたメスのキナコに対して、オスのジェイの婿入りを実現。見事に繁殖を成功させている。家族に囲まれたキナコの晩年はにぎやかだった。

彼と、見学にきた子どもとの交流をみていると学ぶ所が多い。つい説明して仕舞いたくなるようなことを、子どもが気付くまでじっくり待っている。

動物の面倒の見方もこれに共通して、よく観察して丁寧にケアしているのが分かる。オオカミ舎の設計思想にもそれがあらわれていて、オオカミが落ち着いて過ごせる運動場と、見学する人々が暖かい室内でベンチを置いて長時間過ごすことの出来る展示を調査させた建造物として評価が画角、カメラを持って観察し続けるオオカミファンを増やした。

氷の滑り台を造っていると、わざわざ寄ってきてくれて、言葉少なに会話するだけなのだが、この動物園を大切に成長させようとしてくれていることも感じ取ることができる。

有り難う。また、お邪魔します。

彼と何かを繋ぎたい思いながら、繋ぎ切れていない自分のふがいなさを反省。

 

 

 

 

2012年2月6日、杉山幹夫