4万年前の支笏湖の噴火で生まれた

4万年前に支笏カルデラ支笏湖を形成した火山活動)で大規模な火砕流が発生した。現在の札幌市南区にまで達した。札幌軟石は、この火砕流の噴出物が自重の圧力と熱で固まった溶結凝灰岩だ。1871年(明治4年)札幌を訪れたお雇い外国人のA・G・ワーフィールド、トーマス・アンチセルが札幌南部の穴の沢(現在の札幌市南区石山地区)で発見した。大谷石よりキメが細かく適当な硬度を有していること、柔らかいため切り出しが容易であること、軽く保温性が良いことから開拓時代の主要建造物の資材として使われた。北海道札幌市南区で産出する凝灰岩石材。単に軟石と呼ぶこともある。明治時代から昭和初期にかけて札幌市小樽市周辺の建物の建設資材として用いられた。

ウィキペディアより