開拓使未濾過 について知っていることをぜひ教えてください
このビール、美味いと思う。サッポロビールの職人が「地ビール」のカテゴリーで作っている。
「札幌開拓使麦酒醸造所」という名前。明治の開拓使の工場跡で、当時からの井戸水をそのまま使って、また当時の製法だというそそる企画だ。よく「ブロイの影の落ちる範囲で飲め」という話を聞く。醸造所の敷地内で飲むくらいが本当にうまいのだというくらい運ぶことで味が落ちるという。
この「開拓使未濾過」はピルスナーで、とても飲みやすい。濾過した「開拓使」の方は本当に旨いピルスナーという感じで、苦味と甘みのバランス、香りもいい。この未濾過は、麦芽で糖化した麦の糖を食べたビール酵母が死んだあと、それを濾過で取り除く前のも。香ばしいというか独特の酸味がのこり、一味違う。おれは瓶詰めしていないので、この醸造所の界隈でしか飲めない。つまり「ブロイの煙突の影の下」でだけ飲むビールだ。
開拓使麦種売捌所で、250円の試飲が本当にうまいと思う。一口だけで安いのがなんとも嬉しい。隣の兄さん達は、チーズ後か買って、上面発酵でドイツらしい味のアルト「レッドスター」や香りの華やかなヴァイツェン「クラーク」や人気のサッポロクラッシックと飲み比べて楽しそうだった。みなさんすごいビール評論家。日本人ってビールがすきなんだなあと感服。
隣接したレストランでは、飲み比べセット1,200円を楽しむことができる。キャベツのステーキ550円とか、北あかり、男爵、インカの目覚めを食べ比べられるフライドポテトも楽しいかな。僕は、未濾過とキャベツがあればいい感じ。