こちらで Michael を記述

 

http://daviswiki.org/Users/MikeIvanov

街の役に立つものを作りたかった

2014.2.6 マイケル・イワノフさんとカリフォルニアのマウンテンビューでお会いした。彼がフィリップやアランと一緒に、街の記述を始めたのは、カリフォルニア大学デービス校数学科の課題を、つまらないものにしたくなくかったから。なにか構築するなら地域の役に立つものにしたかったからだとうい。三人は現在のLocalWikiの元となるサーバを学生時代に完成した。

 

Facebookでは流れてしまう街の素顔を、文字や写真に固めたかった。商用のタウン情報サービスもあったけど、なんか気に入らない。既存のものがだめだなあと思った。そのどれとも違う形で記述できるものを。作りたい、必要だと思うものをつくった。最初は、コンピュータをよく使う人しか、触れないようなものだったので、話題も限定されていた。自転車、音楽、コンピュータのマニアックな話など。

 

根底に、無意識に人々の力を信じる考え

使い手の動きをよく観察して丁寧に治し続けたら、いつの間にか沢山のひとがつかってくれるようになった。一方で、頭を下げて、歴史に詳しい人、植物に詳しいひとなど、こつこつ頼んで歩いたという。彼の発想の根底に、無意識に人々の力を信じる考えが流れている。まさかと思うほど、予測通りの大天使ミカエルのような発想と行動。フィリップには会えなくて残念だったけど、ミハイルに会えて本当に有り難い。真冬でも札幌の5月のようなカリフォルニアの天気が心地よかった。

これから先、僕は、この西海岸に出来た新しい友達と、彼に産まれて来る子どもが札幌に来てみたくなるような記事を書くことになる。

 

札幌の高校生が知らせたい相手を見つけた

市立札幌大通高校の英語の授業で、英語による観光案内を取り組んでいる。最初は、それを紙に印刷するのが、出口であった。今は、生徒達が直接このSapporo.Localwiki.jpにかき込むという出口を持った。マイケルと友達になった先生、海外の友人に札幌に来て欲しいと案内する生徒が書く英語の案内が楽しみだ。マイケルは2014.2.4日に、生徒たちの取り組みをみて「ネットに載せればいいのに」と言っていた。
 


localwiki.org(オープンソースlocalwikiのサイト)の「Our Story」

 

Our story

In 2004 we started the Davis Wiki, an experimental project to collect and share interesting information about the town of Davis, California, editable by anyone, that soon became the world's largest and most vibrant community wiki.

Today the residents of Davis use it for everything from learning about local news and local history to helping return lost pets to their owners — and it's become the largest, most used media source in the city. In a week, nearly half of residents use the Davis Wiki; in a month, nearly everyone uses it. And 1 in 7 residents contribute material to the Davis Wiki.

We want to help as many communities as possible realize the full potential of such an amazing, collaborative information resource.

LocalWiki - The open-content, open-source effort to share the world's local knowledge

 

We want to help as many communities as possible realize the full potential of such an amazing, collaborative information resource.

 

「私達は出来るだけ多くのコミュニティがこんな風に情報を発信できるように支援したい」と結んでいますね。

 

PhilipさんとMikel Ivanovさんがアランさんが共同創設者で、中心人物のようです。

http://daviswiki.org/Users/MikeIvanov

 

これまでにDaviswikiを編集した人数は約2万人。

 

編集回数で見ると、トップはJabber Wokkyさんで14267回。

http://daviswiki.org/Users/JabberWokk

奥さんもデイビス出身で、今はペンシルバニア州立大学院で化学の博士号を取得され、デイビスを離れているようですが、将来は戻って来たいと考えられているようです。



 

Daviswikiは、なんかこう真面目にかたくなって「街のことを書こう」としたのではなく、音楽とか自転車とか、それぞれの好きなことから記述していった気がします。そして、段々と「誰かに伝えよう。案内しよう」になっていった。

 

そう考えると、大島での祐広さんの記事はいいですねえ。
http://oshima-gdm.jp/伊豆大島サーフィン情報
 


http://daviswiki.org/Trees

http://daviswiki.org/Town_Flora

このページ素晴らしい。デイビスの植生が書かれています。個別の樹木、花についても詳しく書かれています。

気候や地質は、街の成り立ちと深く関わるので、こうやって植生を書いていくことは重要だと思います。

Trees - Davis Wiki

地質オタク、生物おたくが書くようになってくれると楽しいデスね。

街の自然史博物館ですね。

 

アニメオタククラブのページがありました。

http://daviswiki.org/Davis_Anime_Club

 

 

Daviswikiの「自分が誰かの役に立つことを書き、誰かが自分に役に立つことを書いてくれる」という感覚は「良い情報を出せば、将来良い情報が返ってくる」「良いことをすれば、いつか良いことが返ってくる」というものでしょうか。情に報いるのがまさに情報。