こちらで 辻石材工業株式会社 を記述


辻石材工業は札幌に唯一残っている札幌軟石の採石加工を行う会社で、大切な札幌の財産といえる。
現在の採石加工場は、札幌市南区常盤、札幌から支笏湖に向かう道。真駒内川の上流域左岸で、近くには芸術の森、旧真駒内スキー場、管理釣り場などがある。
札幌軟石は商品名。岩の名前は溶結凝灰岩。札幌のものは、4万年前に噴火した支笏湖の火砕流が熱いまま堆積したもの。自重と熱で、火山灰がもう一度溶けてゆっくり冷えて固まったもの。地下深い方が堅く、礎石等に向き、地表に近い方が空気を沢山含み、防火、防音、断熱の特性が高く軟石の名の通り柔く加工しやすい。コンクリートが一般的になり、建築基準法で積み上げによる建築が禁止される迄は、札幌や小樽での多くの公共建築、倉庫、蔵、住宅に活用された。旧公訴院、のちに札幌高等裁判所を経て、現在札幌市資料館が象徴的である。他に、カトリック北一条教会の一部、日本基督教団札幌教会が本来の軟石の使われ方を美しく残している。

 

 

 

 

 

 

 



辻石材工業株式会社

札幌市南区常盤150-10

電話/011-591-4469

FAX/011-592-1822

営業時間:4月~12月 8:00~17:30(日曜・祝日定休)1月~3月 8:30~17:00(一部土曜日、日曜・祝日定休)

 

企画外パレットひとやまで15,000円嘘でしょと採石場での個人販売が可能

札幌軟石 原石

90cm×30㎝×30㎝/採石場引き渡し価格(10,000円前後)

石碑材(硬め)/並材(軟らかめ)

規格外材につても相談可能。小さなものは乗用車積載可能ぶん位で2,000円程度で販売している。


 

 

 

多孔性で水持ちをするので植物との相性もいい近年は、手軽なオブジェの商品開発で、身近に札幌軟石を感じてもらう活動も始めている。







 


見学可能

それまで、安全管理の考え方で一切見学を禁止していたのを、札幌の産業歴史的な財産を公開するべきだと言う4代目辻明宏社長の英断で、見学を許可。地域の教育活動、産業教育などに活用され、高く評価されている。
 

「ただ適当に積んだだけだよ」採石場の一角にあるプレハブの基礎。規格外の端材をつくって積んだものがなんとも美しい紋様となる